埋没法が取れる原因と対策|何度もやり直さないために知っておくべきこと
「埋没法をしたのに1年で取れてしまった」「もう3回目のやり直し…」
こうしたご相談は、当院でも非常に多くいただきます。なぜ埋没法は取れてしまうのか、そして取れにくくするために何が大切なのかを、目元専門医の視点から解説します。
埋没法が取れる主な原因
1. チーズワイヤー現象
糸が細すぎたり、かかる力が一点に集中すると、糸が組織に食い込んでしまい、いずれ糸が皮膚を貫通して外れます。チーズを糸で切るように組織が裂けてしまうこの現象が、埋没法が取れる最大の原因です。
2. ループの設計が不適切
糸のかけ方(ループの長さや角度)が不適切だと、まばたきの力に耐えられません。特にループが短すぎると力が分散されず、すぐに緩んでしまいます。
3. 無理な幅の設定
患者様のまぶたの構造(脂肪の量、皮膚の厚さ、眼輪筋の強さ)を無視して広い二重幅を設定すると、常に強い力がかかり、短期間で後戻りしやすくなります。
4. 糸の品質
安価な吸収糸や細すぎるナイロン糸を使用すると、組織内での保持力が弱く、取れるリスクが高まります。
取れにくい埋没法のポイント
ループ全長を長くし、力を分散させる
当院では、従来法よりもループの全長を長く設計し、力が一点に集中しない構造にしています。これにより、チーズワイヤー現象のリスクを大幅に軽減しています。
瞼板と挙筋の移行部にかける
糸の裏側の固定位置を瞼板と挙筋腱膜の移行部に設定し、かつ横方向にも通すことで、持続力と食い込み感の軽減を両立しています。
高品質な糸を使用する
当院では全例でアスフレックス(心臓血管外科でも使用される高耐久糸)を採用しています。長期間にわたり組織内で安定した保持力を維持します。
適切なデザイン設計
患者様の骨格やまぶたの解剖学的構造を正確に把握した上で、無理のない自然な幅を提案します。「広ければ広いほど良い」ではなく、長持ちし、かつ美しいデザインを追求します。
何度もやり直している方へ
過去に複数回埋没法を受けている場合、まぶたの組織が瘢痕化(硬くなること)している可能性があります。このような場合でも、組織の状態を正確に診断した上で最適なアプローチをご提案いたします。
場合によっては、埋没法ではなく切開法(当院のスカーレス法など)をお勧めすることもあります。大切なのは、「次こそ最後にする」ための正しい選択です。
まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。